カテゴライズ、カテゴリー。

2012年12月19日 01:21

 

こんばんは、葵です。

今回は深夜での更新。

先ほどシャワーを浴びて

今はものすごくねむたい気分です。

 

さて、今日は「性別」について書こうかな、と。

とは言ってもそんなに深い話じゃないかも。

それとこれはあくまであたしを主観です、

それを忘れずに読んでいただきたい。

皆がそうではないと思うので。

 

では、本題に入ります。

 

あたしは、「FTX」だと自覚するまでは

「性別」に何らかの疑問や違和感を抱くことは

これと言っていいほどまったくありませんでした。

 

しかし、自覚したその時、

初めて疑問や違和感を持ったのです。

そしてそれを少しずつ考えていくうちに、

あることに気が付いたのです。

 

それを今から書こうかと。

 

まず、最初にどうして「性別」があるのか。

答えは恐らく「体の作り」が2種類あるから、

また、脳の作りが違うから、など。

 

でも「心」は全く違いますよね。

体と違って見えないし、

どのような作りなのかは分かりません。

分かるはずがないのです。

 

そんな分からないことを

世間は常識や普通の範囲から

除外してしまっているのです。

 

そしてせくまいが生まれ、

せくまいの人々は苦しまされている現状です。

 

「世間は分類したがるのだ」

と、最初薄々気はついていましたが、

最近ではそれが強くはっきりと分かります。

 

実際、「性別」の他にも

「異性愛と同性愛」、

「健常者と障害者」などがあります。

 

考えてみてください、

これらの要因からはみ出された人は

どうなっていますか?

 

明らかに除外(無視)されていますよね。

そういうことです。

 

人間はあまりにもカテゴリーを作りすぎです。

だからこそ少人数の人々が苦しみ、

偏見が生まれ、差別が生まれ、

と悪循環になってしまっているのです。

 

仕事のカテゴリー、学問のカテゴリー、

創作のカテゴリー、料理のカテゴリー……

そういったものは良いのです。

 

しかし、人間をカテゴライズするのは

間違ってるのではないでしょうか。

 

名前を作り、その名前のどれかを選択し、

それを自分のものにする、

それだけでいいのではないのでしょうか?

 

「異性愛」「同性愛」「無性愛」

の3つから自分の生き方に合うものを何個か選び、

それを自分のものにする、

それだけでもいいのでは?

 

もちろん何度でも選べるし、

何度でも変えることができます。

 

そういうのがあったらいいのになぁ、

とあたしは思ったのです。

 

そもそも、「人間をカテゴライズしよう」、

という考えは間違っているんです。

 

色んな人がいて、色んな好みがある。

色んな価値観があって、色んな生き方がある。

それらを客観的に「この人はこうだからこれだな」と

カテゴライズすることはできるでしょうか?

 

あたしは無理だと思います。

絶対無理です。

 

だって、人間を客観的にカテゴライズするって、

まるで

「この人は体の作りがこうだから(男or女)か。

 じゃあ好きになる対象は(女or男)だな」

と決めつけているようだから。

 

その人の心が体の性別と反対だったとしても、

FTXだったとしても、同性愛だったとしても、

そう決めつけられる、

それは非常に不愉快なものだと思いませんか。

 

その人がどう生きたいのか、

どういう自分を持っているのか、

どういう自分として生きているのかは、

本人しか分かりえないことなのです。

 

それを世界の大半以上はカテゴライズし、

分かりきった感じになっているのです。

 

ちなみにこれは障害者も同じです。

 

「耳が聞こえない」と言うだけで

「何も聞こえないのだ」と決めつけられる。

 

「目が見えない」と言えば

「じゃあ暗闇なんだ」と決めつけられるのです。

 

障害、と言っても人によって症状は異なります。

まったく異なります。

 

それと似ていると思いませんか?

 

そしてさらに悲しいことがあります。

それは除外された人々も除外された人々に差別をし、

偏見をしてしまうこともあるということ。

 

悲しいと思いませんか?

 

実はあたしは聴覚障害者です。

だからこそ少なくとも

健常者と障害者の間や障害者と障害者の間にある

壁や、差別、偏見などを見てきました。

たくさんね。

そしてあたし自身も。

 

だからこそ分かってほしいのです。

差別、偏見と言う行動は

どれほど愚かで悲しいことなのかということを。

 

今回はそれを伝えたくて書いてみました。

最近ふと思ったので。

今回も長くなってしまいましたね、

最後まで読んで頂けてありがたいです。

ありがとうございました。

 

皆さんおやすみなさい、いい夢を。

 

(記者:葵)